烙印の女たち 小林カウ
明治の毒婦といえば、高橋お伝、「夜嵐お絹」こと原田キヌ、「箱屋殺し」の花井お梅らが知られるが、昭和の毒婦といえば、「塩原ホテル日本閣事件」の小林カウ(1908-1970)だろう。小林は明治41年10月20日、埼玉県大里郡玉井村(現・熊谷市)に生れる。昭和29年、病弱の夫・小林秀之助に風邪薬と偽って青酸カリで毒殺。しかし、警官に共謀させ、医師にニセ死亡診断書を書かせる。昭和35年、栃木県塩原温泉で従業員の大貫光吉と共謀して、生方鎌助・ウメ夫婦を殺害する。昭和45年、戦後の女性死刑執行第1号だった。吉永小百合で映画化されている。
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コメント
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吉永小百合のなんていう映画なのでしょうか?
投稿: | 2014年4月13日 (日) 13時24分
「天国の駅」です。
投稿: ケペル | 2014年4月13日 (日) 13時58分
ありがとうございます。
投稿: | 2014年4月13日 (日) 18時33分