ニホンカワウソは絶滅した
特別天然記念物ニホンカワウソはイタチ科の哺乳類。川や湖の近くに住み、体は褐色。四肢は短く、水掻きがあって泳ぎに適し、水中で魚などを捕食。体長約70㎝。毛皮は良質。人間にとって身近な存在であり、河童伝説の原型になったと考えられる。毛皮を求めて大正から昭和初期にかけて乱獲が進み、1928年に捕獲禁止となったが、時すでに遅く、高知県南西部の沿岸部にわずか生息域を残すのみとなった。1974年に高知女子大学の研究チームが須崎市にある新荘川でメスの成獣を生け捕りにしたが、その後は捕獲されていない。1979年以来目撃例はなく絶滅が危惧されていた。須崎市の市民憲章は「のこそう かわうそのまち すさき」とある。だが2012年8月、環境省はニホンカワウソを絶滅種としている。
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