無料ブログはココログ

« ノアの箱舟と戦艦三笠 | トップページ | ハイチ革命 »

2012年8月23日 (木)

陸奥人国記

1     陸奥国は現在の青森、岩手、宮城、福島4県にあたる。「壬生義士伝」で知られるようになった出稼ぎ隊士、南部藩士・吉村貫一郎など微禄ながら学問もあり、武芸にも秀でて、妻子おもい、と新選組隊士のなかでも人気急上昇の東北人。軍人、言論、政治家、学者、詩人と異色の人物を輩出するのが陸奥人の特徴。青森県の誕生に尽力し小川原湖畔に洋式牧場を開いた広沢安任(画像)は会津藩。藩主の冤を総督府に訴えたが投獄され、死を覚悟したが、アーネスト・サトウの助命らよって一生を得る。のちに斗南藩少参事となり、旧藩士の救済と原野の開拓に尽力した。版画家の棟方志功、デカダンの作家・太宰治は青森県金木村の大地主の家に生まれた。リンゴ栽培の先駆をなした菊池楯衛、明治のジャーナリスト陸羯南は津軽藩・中田謙斎の次男。「太陽」の編集長・鳥谷部春汀は青森県五戸町の出身。東京市長の後藤新平は胆沢郡塩釜村。大正の平民宰相・原敬は南部藩家老職原直記の孫。三国同盟締結の軍人・及川古志郎は、石川啄木と同郷の盛岡。海軍大将・山屋他人は盛岡藩士・山屋勝寿の長男。東洋史の創始者・那珂通世は盛岡藩士藤村政徳の子。紙幣の肖像になっている新渡戸稲造は南部藩・新渡戸常訓の三男。日露戦争の水雷隊長・栃内曾次郎は南部藩士栃内理平の次男。物理学の田中館愛橘は岩手県福岡町。「雨ニモマケズ」の宮沢賢治は岩手県花巻。国文学者・落合直文は仙台藩士・鮎貝盛房の次男。漢詩人・岡千仭は仙台藩士。

    幕末の会津は九代松平容保が佐幕派として西南雄藩と徹底抗戦したため白虎隊はじめ多くの悲劇を生む。恭順を主張し会津を追われた家老の西郷頼母の一族21人も自刃した。萱野権兵衛は戦争責任者として切腹。マルクス経済学の櫛田民蔵は福島県磐木郡上小川村。その名が世界の医学界に知られた野口英世は福島県耶麻郡三ッ和村の生まれ。

« ノアの箱舟と戦艦三笠 | トップページ | ハイチ革命 »

人国記」カテゴリの記事

コメント

コメント失礼いたします。
私、別冊「男の隠れ家」編集部の大村と申します。

突然のお願いで恐縮ですが、こちらの記事にある写真について教えいただけないかと連絡差し上げました。

「陸奥人国記」記事を拝見させていただきました。実は今、吉村貫一郎の肖像を探しております。
もし、こちらの記事にあるお写真が吉村貫一郎であれば、出典などをお教えいただけないでしょうか。

探しておりますがどうしても分からず、不躾なお願いとは存じつつ、お願いにあがりました。
ご連絡をいただけましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

画像は広沢安任です。記事と写真の位置が拙かったようで反省してます。吉村貫一郎の写真はおそらくないでしょう。

ケペル様

お世話になっております、大村です。

広沢安任の写真ではないとのこと、承知しました。
教えていただきありがとうございます。

これからもブログ拝見させていただきます。
この度は、突然のコメントにも関わらす、
ご丁寧なお返事をくださり、本当にありがとうございました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ノアの箱舟と戦艦三笠 | トップページ | ハイチ革命 »

最近のトラックバック

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31