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2012年8月30日 (木)

ニートの意外な意味

577807    ニート(NEET)といえば近頃よく耳にする略語で、無業者の若者のことだと思っていた。だが資生堂の古いポスター(1981年)を見ていると「ニートカラー」というキャッチコピーがある。彩度の低い渋めの色をニートカラーという。モデルはマイティ・ルドンド。松原みき「ニートな午後3時」もキャンペーンソングとしてヒットした。英和辞典には「neat」は「きちんとした」「小ぎれいな」「清楚な」「すてきな」「すばらしい」という意味。つまり趣味の良い状態や雰囲気を指す言葉である。だがいまでは「ニートカラー」「ニートな午後3時」は通用しなくなった。スペルは「e」と「a」が1字違うのだが、広告などの言葉としてはもはや通用しなくなった。言葉は不思議だ。

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