グリコ森永事件と日航ジャンボ機墜落
1984年3月18日江崎勝久・江崎グリコ社長が入浴中に2人組の男に連れ去られる。その後江崎社長は自力で脱出。「かい人21面相」と名乗る犯人が「青酸を入れたグリコ製品を置く」と脅迫状を送ってきた。そして店頭からグリコ製品がすべて撤去された。以後、6月に丸大食品、9月に森永製菓、11月にハウス食品、12月に不二家と脅迫状が届けられた。しかし警察は犯人を取り逃がす失態を演じた。このため滋賀県警の本部長が焼身自殺をした。結局、犯人はわからず事件は迷宮入りとなった。昭和60年8月12日に「くいもの会社いびるのもおやめや」と犯人から終息宣言が届けられた。その理由は、5日前に死んだ警察本部長への香典代わりというものであった。ハウス食品社長浦上郁夫(1937-1985)はこの事件の終息を創業者の父の墓前に報告するため日航123便に搭乗した。浦上は墜落事故に巻き込まれ、御巣高山で帰らぬ人となった。
« 野田首相「正心誠意」 | トップページ | 坂本龍馬を尊敬していた谷干城 »
「今日は何の日」カテゴリの記事
- 愛と希望と勇気の日(2025.01.14)
- ヘラクレイオス(2024.10.05)
- 五千円紙幣(2024.10.01)
- 秋分の日(2024.09.23)
- 江華島事件(1875年)(2024.09.20)
コメント