プルキニエ現象
色は網膜の視細胞で感知しているが、明るい場所では赤が鮮やかに見え、青は黒ずんで見える。一方、暗い場所では青が鮮やかに遠くまで見えるのに赤は黒ずんで見える。これは、桿体と呼ばれる視細胞の働きによるもので、人の目は暗くなるほど青い色に敏感になる。これを利用して、最近では青色街路灯を導入して防犯対策などに用いている。
「プルキニエ」とはチェコの生理学者ヤン・エヴァンゲリスタ・プルキニエ(1787-1869)が解明したことから命名された。彼は他にも多くの生理学上の研究業績があるが、1823年には指頭の触覚についての研究で、指紋の形態を9型に分類している。またゲーテやシラーの詩もチェコ語に翻訳している。
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