あの娘はもういない アグネス・ローラン
1950年代から60年代にかけてフランス映画界に若々しい魅力と明るい栗色の髪で愛らしい娘を演じたアグネス・ローラン(1936-2010)は2年ほど前に他界している。「パリのお嬢さん」「ポケットの恋」「大夜襲」「激戦モンテカシノ」「素晴らしき恋人たち」。そのころ日本では女猫を思わせる大きな目と官能的な唇をもったフランソワーズ・アルヌールが一番人気だった。1956年、ブリジット・バルドーが「素直な悪女」で人気が爆発したとき、アグネスも「パリのお嬢さん」でデビューしている。ほかにミレーヌ・ドモンジョ、マリナ・ヴラディらもいたが日本ではBB一色になった。1961年には引退している。その後のことは何も知らない。演劇学校出身でジャン・マレーとも共演しているので本国フランスではBBのライバルと言われていた。もし「ポケットの恋」が日本で公開されていればもっと人気がでただろう。(Agnes Laurent,アニュス・ローラン)
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映画ポケットの恋、50年前、中学3年生の時に、家の白黒テレビの民放シルバーオックス劇場で見ました。まだ恋愛の何かも全然わからない年齢で、でも魔法や魔術ものが大好きだったので、とても興味深く、とても楽しく見ました。衝撃を受けたので、よく覚えています。もう一度見たい映画ですが、残念ながら、日本では公開されず、テレビ放映だけだったんですね。でも、こちらのブログで、写真だけでも見れて感激です。ありがとうございます。
ポケットの恋主演のお二人、白衣を着ていますよね。覚えています。博士は、石像に変えた助手の彼女を白衣のポケットに入れ、船に乗り、彼女を海水でもとの体に戻して、恋の逃避行。
もう一度見たいですね~
投稿: 佐竹祥子 | 2018年10月28日 (日) 09時37分
コメントありがとうございます。おそらく同世代で古い映画をよく記憶されていますね。「ポケットの恋」ツタヤでレンタルビデオがあるかどうか知りませんが、ユーチューブで「Amour de poche」と原題で検索すれば、数分間の映像が見れます。フランス語に何語がわからない吹き替えがかぶせてあります。
投稿: ケペル | 2018年10月28日 (日) 10時51分
お返事をありがとうございます。教えて頂いたので、さっそくユーチューブで検索して見ました。ありましたね~
とても嬉しくなりました。
映画の中、テーブルの上に、石になり小さくなった動物があったので、それをもとに戻す実験に入ったところですね。たぶん偶然にも彼女の涙で石がとけたのか、、細部までは覚えていませんが。ただ研究室がちょっと立派すぎて、なんか違うような気もして。海の見える建物の2階だったような。勘違いかもしれませんが。
吹き替えはロシア語のようですね。
いずれにしても、ありがとうございます。
コメントしてみるもんですね。
投稿: 佐竹祥子 | 2018年10月28日 (日) 23時50分