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2012年7月19日 (木)

高島秋帆と鳥居耀蔵

    長崎の貿易商、高島秋帆(1798-1866)はアヘン戦争に関する情報に大きな衝撃を受け、天保11年に西洋列強のアジア侵略から日本を防衛するために洋式砲術を採用すべきだとする意見書を江戸幕府に提出する。ところがかねてから洋学の弾圧をおこなっていた鳥居耀蔵(1815-1874)は天保13年謀反の罪を秋帆に着せ、投獄する。その後ペリーの来航などで世情も大きく変化したこともあって、嘉永6年9月に赦免となる。秋帆は砲術師範役を勤め、日本の軍事近代化に大きな足跡を残した。(天皇の世紀 第3話「先覚」)

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