スーパーマンの悲劇
弾よりも速く、力は機関車よりも強く
高いビルも、ひとっ飛び
空を見ろ!
鳥だ!
飛行機だ!
いや スーパーマンだ!
そうだ スーパーマンだ。よその星から、人間をはるかにしのぐ力と能力を持ってやって来たスーパーマン。凄まじい河の流れを変え、鋼鉄を素手で曲げる。普段は、メトロポリタン紙の礼儀正しい記者クラーク・ケントと名を変えて、真実と正義と、アメリカのために、日夜闘いを続けるのである。
地球を守るために遠い星からやって来たスーパーマンは、クラーク・ケントと名乗り、デーリー・プラネット新聞の記者としてあらゆる犯罪に挑みこれを撲滅する。テレビシリーズ「スーパーマン」(1952-1958)が日本でも放送されるや、ジョージ・リーブスは世界のヒーローになった。だがスーパーマンの重圧に負けたのか、1959年6月16日、謎のピストル自殺を遂げた。まだ45歳だった。
「スーパーマン」はその後、クリストファー・リーブ(1952-2004)主演によりSFX劇場用映画として見事に蘇った。クリスファー・リーブの「スーパーマン」は、1978年、1980年、1983年、1987年と4本制作され、いずれも世界的な大ヒット。もともと舞台俳優をめざしていたクリストファー・リーブも様々な役に挑戦することを望んだが、スーパーマンとしてのイメージが強いため俳優として伸び悩んでいた。1995年落馬事故により、半身不随となり、2004年に52歳の若さで死去。何故かスーパーマン役者には、不運、不幸などの悲劇がつきまとうようだ。
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 秋の新ドラマ(2023.09.17)
- 2023年の夏ドラマ(2023.07.14)
- 今を生きる女性たちを描く(2023.05.01)
- 春のおススメ新番組紹介(2023.05.14)
- 満天のゴール(2023.03.25)
コメント