コンウィ城とエドワード1世
北ウェールズの美しい町コンウィ(人口3800人)にエドワード1世(1239-1307)がウェールズ征服のための拠点として建てた城がある。城の建設は1283年に始まり、わずか4年半で完成した。イギリスの城塞のなかでも最も保存状態がよく観光客で賑わう。
エドワード1世はウェールズを征服して、スコットランドにも出兵して王の主権を認めさせた(1292)が、征服にはいたらなかった。王妃エレノア(1241-1290)との間の子エドワード(のとのエドワード2世)がウェールズで生まれ、乳母もウェールズ人であったため彼に「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号が与えられたから、以後、これがイギリス皇太子の称号になった。
コンウィ城の夕景を画家ターナーが描いており、その作品がカーディフ国立博物館に収蔵されている。
(EdwardⅠ,Conwy Castle,Eleanor of Castile,Prince of Wales,Turner)
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