「イギリス」のルーツはポルトガル語
6月はエリザベス女王即位60周年記念式典が、7月にロンドン五輪が開催され、いまはイギリス・ブーム。「イギリス」という呼び名の国名は実際には存在しない。正確には「グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国」である。略してU.K.(United Kingdom)と言う。イギリス人全体を指す場合は「British」と表現する。イギリス政府は「British Government」、イギリス文学は「English Literature」。ちなみにフランス語ではロアイヨーム・ユニ(Royaume Uni)、イタリア語ではグラン・ブレターニャ(Gran Bretagna)
16世紀以降、南蛮人紅毛人の渡来によってイギリスの情報が日本にももたらされたが、「イングレス」ポルトガル語Ingless、オランダ語Englschから訛って「エゲレス」となり「イギリス」となった。今日の連合王国になっても、日本人にはイギリスという呼称が定着しているので使われている。英会話では使わないように。(the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)
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