世祖と癸酉靖難
小沢派議員の造反劇。54という数字が注目される。果てしない派閥争い。韓国時代劇のドロドロの権力争いと同じ世界だ。朝鮮王朝は太祖李成桂から純宗まで27代518年続いた。
さて韓国ドラマ「王女の男」は15世紀、第7代国王、世祖(1417-1468)の頃の物語。世祖(セジョ)は病弱だった兄の文宗と違って武芸に優れており、野心が大きかった。1453年、癸酉靖難(ケユジョンナン)を起こし、韓明澮ら腹心を動員して権力中枢にいた重臣を謀殺、政権を掌握する。政敵を情け容赦なく排除した世祖だが、朝鮮王朝の中央集権体制を確立するのに大きな貢献をした。職田法(チクチョン)を制定して財政を安定させた。さらに基本法典である「経国大典」(キョングクデジョン)の編纂を開始し、「戸典」(ホジョン)「刑典」(ヒョンジョン)を完成させた。
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