Vサインの象徴
日本ではVサイン(ピースサイン)は写真を撮る際に必ずといってよいほどこのポーズがとられる。
しかし同じ身ぶりでも国が違えば意味するところが変わる。ギリシアではピースサインは「お前くたばれ!」の意味だそうだ。Vサインをして半殺しのヒドイ目にあわないよう注意しなければならい。ところでキリスト教の祈りには「父と子と聖霊との名によって」という表現を聞く。この3つは一体であり、神は唯一である。つまり三位一体(トリニタス)という。むかし西洋で宣誓の際に右手の親指、ひとさし指、中指を立てて宣誓するが、親指は父なる神を、ひとさし指は神の子を、中指は聖霊という意味がある。 つまりV字型の中央の空間にイエスが象徴されるのである。三位一体はイエス時代の教理ではなくて、さらに何世紀も古いバビロニアや古代エジプトの三つ組の神の古代宗教をキリスト教が取り込んだものである。VサインそのものはBBCのアナウンサーがレジスタンスのシンボルとして考案したものであるが、実は長い前史があるのである。
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