光陰矢の如し
10代は分、20代は時、30代は日、40代は週、50代は月といわれる。つまり、40代の人だったら、「じゃあ来週のことにしよう」と、週を単位にして約束をする。ところが、その人が50代になると、「それは来月のことにしよう」と。月を単位にして予定を立てる。このように時間の受け取り方が、年齢に応じて加速度化していくことをこの話は表わしている。「日長きこと少年に似たり」という句があるが、少年のころの1日は長い。そのために、人間は一生の生活設計を、とかく間違うことが多い。20年、30年生きるという前提で将来の設計を立てたりするから、設計と実際に誤差を生じ、結局、晩年に悔いを残す。われわれは一歳を重ねるごとに1年の回転率がそれに比例して早くなることを、念頭におかなければならない。
The day is short and the work is much.
日はまもなく暮れるが、やり残した仕事は多い
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