北海道坂本龍馬記念館
函館市末広町に北海道坂本龍馬記念館がある。龍馬の甥、直(なお)と直寛は北海道に渡っている。そして2人の墓は浦臼にある。とくに直寛(1853-1911)は1897年に600余名とともに北見に入植する。1898年に4人の子どもとともに浦臼に移り、1902年には旭川に移り、北見教会を設立。坂本本家は北海道に移住したのである。孫の坂本直行は十勝で酪農を営み山岳画家となった。
龍馬(1835-1867)が蝦夷地開拓を夢みていたことは手紙などで明らかであるが、誰から蝦夷の情報を得たのであろうか。土佐藩士の北添佶摩(1835-1864)が1863年に能勢達太郎、小松小太郎と3人で蝦夷地視察旅行をしている。龍馬は江戸で、北添から、あるいは北添から話を聞いた千葉重太郎から蝦夷地の現状などを聞いたものと思われる。
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