がんフーフー日記
昨夜NHK・BSプレミアムで放送された「ヨメとダンナの493日」が印象に残った。清水浩司は現在フリーライターで、昨年、闘病ドキュメント「がんフーフー日記」を出版。妻の睦さんと結婚したのは2009年3月。その年の9月に癌が見っかった。まもなく長男を出産するが、癌が転移し、この世を去る。清水は友人たちへの「病状報告伝言板」としてブログを書きながら妻の闘病に寄り添う。このジャンルのドラマはどうしてもお涙頂戴難病物になりがちである。もちろん過去名作も多い。新藤兼人「愛妻物語」(1951)、檀一雄「リツ子・その愛・その死」、「ある愛の詩」、「余命1か月の花嫁」などなど。清水浩司のユーモアのセンスや本当の写真や手記を基にした構成で、現実感と肯定的な生き方に希望を見出すことができる。岡田義徳、野波麻帆の好演も光る。
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