ロバート・シャーウッドと「哀愁」
ロバート・E・シャーウッド(1896-1955)はニューヨーク州ニューロシェル生まれの脚本家、評論家。ハーバード大学在学中に第一次世界大戦が起こり中退。カルタゴの将軍ハンニバルのローマ進撃を扱った喜劇「ローマへの道」(1927)でデビュー。「愚者の喜び」(1936)などの作品で戦争批判の姿勢を示した。代表作は「化石の森」(1935)、「夜はもうこない」(1940)など。「我等の生涯の最良の年」(1946)ではアカデミー脚本賞を受賞した。ヒッチコックの「レベッカ」ではジョーン・ハリソンと共同で脚本を担当している。だがロバート・シャーウッドが日本人にその名を知られるのは映画「哀愁」の原作者としてだろう。「Waterloo Bribde」は1931年に戯曲として書かれたものであるが、同年メイ・クラーク主演で映画化された。1940年ヴイヴィアン・リーのリメイクは戦後「哀愁」という邦題で公開され日本ではメロドラマの代表作として知られる。
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