和琴の歴史
琴(きん)は秦の将軍蒙恬(もうてん)が発明したという説があるがはっきりした事はわかっていない。中国に生まれ、朝鮮、日本に伝わり、日本で最も発達した。日本に伝来したのは8世紀ごろであるが、それ以前、日本で独自に発達した和製の琴(こと)が存在していた。滋賀県栗東市苅原の下鈎遺跡から3世紀の製作とみられる楽器「こと」が発掘された。見つかったのは長さ約158㎝、幅24㎝の大型のもので「槽作り」と呼ばれる上板と槽(音を共鳴できる箱)を固定するための皮が残存している。弦をかける突起は5つ現存しているが、琴の構造から推測して、8弦であった可能性がある。3世紀の「こと」は権力者の象徴として、祭祀などで使われていたと考えられる。1976年には滋賀県守山市の服部遺跡で古墳時代初期の和琴(突起が6本)が出土している。
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今、総合で日本の伝統について
学習しています。
私は琴を調べているのですが
役に立ちました!
ありがとうございます。
今度、授業参観で発表することになっています。
本当にありがとうございました!
ちなみに私もブログをやってます。
小学6年生です
投稿: | 2012年6月12日 (火) 19時30分
小学生でよくネットで調べてコメントを書くとはエライ、エライ。これからは投稿者の名前も書くようにしましょう。蒙恬が琴を発明したというのはウソくさい話なので聞き流してください。筆の発明も蒙恬だという説があります。ところが、最近、それ以前の墓から筆が発見されてこの説が誤りであることがわかりました。中国ではモノの起源を誰かに託すことはよくあることなのです。なにが本当でなにがウソか見抜いてください。なんでも考え、なんでも知って、なんでもかんでもやってみよう。
投稿: ケペル | 2012年6月12日 (火) 21時22分