幕末明治に活躍した浮世絵師、河鍋暁斎(1831-1889)の命日。忘れられた絵師であったが、近年テレビ番組「お宝鑑定団」などで一般に知られるようになった。埼玉県蕨市に河鍋暁斎記念館がある。
安政大地震の直後から江戸で鯰絵が流行した。当時は地底に潜んで地震を起こす大ナマズを、鹿島大明神が要石で動かないように押さえつけているという信仰があった。しかし、安政大地震の発生した10月は神無月であったから、この間に大ナマズが暴れ出し、地震が起きたといわれた。そのころ25歳の暁斎はまだ狩野派の絵師で洞郁と名乗っていたが、仮名垣魯文と交際して、戯作に初めての挿絵「お老なまづ」を描いたのものこの頃である。
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