無料ブログはココログ

« 英語で何と言うの? | トップページ | ヴァンセンヌ城 »

2012年4月 6日 (金)

桜紋と菊紋

Ccf7b9f1baf9a3b2
靖国神社の神門の菊紋は著名であるが、組織としての紋は桜紋である

T02200172_0611047810220980377   今週末はお花見が楽しめるようになってきた。桜の花を生まれ変わりの象徴として、死霊の宿り木とする観念はかなり古くから日本人にあったようである。日本神話では瓊瓊杵尊の妻、木花之開耶姫は生命の弱さを表している。西行や世阿弥にとって桜は死霊の宿り木だった。あの豊臣秀吉ですら吉野や醍醐の花見は戦乱で死んだ霊を祀ろうとする気持ちがあったように感じられる。もちろん靖国神社は明治維新およびそれ以後の戦死者の霊を祀るためのものである。靖国神社に行くと菊紋を目にすることが多いが、組織としての紋は桜紋である(左上の画像)。菊紋は後鳥羽上皇が持物に使われたのが始まりという。以来、皇室の紋章として、その類似をさけ、変形の菊紋が現れた。国家との密接な関係を強調するためには菊紋か桜紋ということになる。

Imagecagrd5rx   このため、桜をデザインとする桜紋が人気ではあるが、なぜかあまり多くの家で普及しない。日本相撲協会の紋は桜紋である。また有名なのは細川桜である。細川忠興のとき桜紋としたが、このほかに細川九曜、二引両なども正紋としている。忠興の3男、忠利は文武兼備の武将で、晩年、剣聖宮本武蔵を庇護したという。元首相の細川護熙は末裔にあたる。

250pxjapanese_crest_hosokawa_kuyou_600pxjapanese_crest_marunouti_ni_fuImagecattyius
 細川九曜   丸の内に二つ引    日本相撲協会

« 英語で何と言うの? | トップページ | ヴァンセンヌ城 »

「日本史」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 英語で何と言うの? | トップページ | ヴァンセンヌ城 »

最近のトラックバック

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31