マッシモ・ポンテンペルリ
マッシモ・ポンテンペルリ(1878-1960)は現代イタリア作家の中で最も評価することの難しい作家といわれている。表記はポンテンペリ、ポンテムベァリなど各種ある。我が国でもすでに戦前から「我が夢の女」など翻訳されているが少ない。1926年「ノヴェチェント」を発刊し、同人としてジェームズ・ジョイス、ゲオルク・カイザー、エミリオ・チェッキなどを迎えた。この一派は20世紀派と呼ばれ、彼らは未来派の人たちと同じく、一種気どったスノビズムをもっていたが、文学の新味があった。ポンテンペルリはこのような流派の中心的存在として、最大の想像力を発揮し、新しい神話と人間外部の神話的世界の発見につとめた。「2人の母の子」「スカルラッティ父子」「太陽の中の女」など。
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