こわい民話やわらべ唄
映画「こわい童謡 表の章」を見ていたら童謡にはこわい意味が隠されているという。「かごめかごめ」は遊女のうたといわれる。「籠の中の鳥」は遊女のこと。ほとんどは農村から売られてきた少女で、これを憐れんで「籠の中の鳥はいついつ出やる」と言った。「夜明けの晩に鶴と亀がすべった」とは、廓から遊女を連れ出して、駆け落ちした意味らしい。「後ろの正面だあれ」とは、逃げて背後を気にするようすで、うまく逃げてほしいという気持ちがこめられている。
ホラー映画「弟切草」も元ネタは山城国に伝わる伝説。晴頼という鷹匠は秘伝の薬づくりで知られていた。あるとき、弟が、この薬の製法を他人に教えたため、怒った晴頼は弟の右の腕を切り落としてしまった。こうして、傷薬は京から全国に広まりたいへん喜ばれた。その薬はいつのまにか「弟切草」という名がつけられた。
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