土曜のソウルの夕暮れ。イ・ポギョンは見知らぬ2人の青年から声をかけられる。家出した少女ミョンウンと間違われた。ポギョンは否定すると、今度は、ミョンウンの身代わりになって、その父親の臨終に立ち会ってほしいと懇願されてしまう。先の見えない「アドリブ・ナイト」が始まる。ポギョンがその娘の部屋で待っていると、箪笥からミョンウンの靴下を履いて、父親の臨終の枕元で静かに言葉をかける。身代わりの務めをはたしたポギョンは家族に見送られて去っていく。ポギョンの表情は晴れ晴れとしていた。久しく離れていた両親にも電話をかけた。原作は平安寿子の同名小説。ヒロインのハン・ヒョジュは「トンイ」で今や国民的女優になった。
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