ユーラシア大陸の9地域
地理的知識の拡大で、ヨーロッパとアジアを合わせた呼称である「ユーラシア」という用語が使用されたのはおそらく19世紀になってからであろう。一説によると、ドイツの地理学者ロイヒがその著書『地理学手引』(1858年)の中で用いたのが最初とされている。ユーラシアは広大な範囲なので、東経60度と100度、北緯30度と60度の線で9地域に分類される。NW(North West)、NC(North Center)、NE(North East)など。日本はMEに分類される。
日本でユーラシアという用語が使用されるようになったのは昭和初期頃であろう。最初は誰であるか明らかではない。戸坂潤「日本イデオロギー論」(白揚社、昭和11年)に「ユーラシア」という語が使用されている。戦後、江上波夫が1948年『ユウラシア古代文化』(全国書房)、1951年に『ユウラシア北方文化の研究』(山川出版社)などで書名に用いたことから一般的に広まったと考えられる。
« こわい民話やわらべ唄 | トップページ | なんてったってアイドル »
「地理」カテゴリの記事
- アンティポディーズ諸島(2022.08.13)
- 猛暑と地球温暖化(2022.06.28)
- 帝国書院の「世界の諸地域NOW2022」(2022.04.10)
- 三角州の分類(2022.04.09)
- 中国張家口(2022.02.16)
コメント