ブラームスとドヴォルザーク
ドイツ人は南国イタリアに強い憧れをいだいているのがふつうである。ゲーテもそうだが、1年の大半が灰色の空でおおわれる北ドイツのハンブルク出身のブラームスの場合も明るく暖かなイタリア旅行を夢みていた。ブラームスがイタリアへ初めて行ったのは、1878年で45歳のときだった。以来、生涯8回イタリアを訪れている。チェコのドヴォルザークはブラームスに見出されて世界的な作曲家となったが、イギリスが好きで生涯に9回訪れている。イギリスの評論家はドヴォルザークに対して高い評価を与えていた。これに対して、なぜかブラームスはイギリス嫌いで1度もイギリスを訪れていない。再三の招きにも訪英を拒んだという。
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