愛と平成のバブルへGO!
映画の場合、公開当時、評判が悪かったが、年数を経て見ると、風俗的にみて貴重な作品となることがある。ストーリーはつまらなくても、アーカイブスと見た場合、「愛と平成の色男」(1989年)は平成バブル期を思い出させる貴重な1本となっている。たとえば女性のロングヘアーと濃い眉毛、ワンレン・ボディコンのスーツ姿など時代を感じさせる。
バブル期を代表するトレンディ俳優石田純一と4人の女性の恋愛模様を描く。久保京子、財前直見、武田久美子、鈴木京香、それに妹役の鈴木保奈美と女優陣が豪華である。石田も波乱万丈ながらも自分流のスタイルを通したのは立派である。森田芳光監督の早世が惜しまれる。
映画の中で、「ケリー・マクギリスと寝てみたい」というセリフがある。当時、「刑事ジョンブック」「トップガン」の人気女優だった。その後の彼女の女優人生が壮絶である。2度の離婚、レイプ被害、同性愛と結婚。それに較べると、この映画の出演者たちの23年間は順風であったといえる。
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