サンタンジェロ城
ローマのテヴェレ川右岸にあるサンタンジェロ。その意味は聖天使城。映画「ローマの休日」では夜のダンスパーティーの舞台となったところ。ハドリアヌス帝が自らの堂廟として139年に建設を開始し、アントニヌス・ピウス帝の治世、西暦149年に完成した。しかしこの廟はローマを守る城として改造されたため、幾度も敵に包囲されることとなった。1527年、ドイツのカール5世がローマに侵入し、教皇クレメンス7世(在位1523-1534)はサンタンジェロに避難したが、ローマは掠奪されルネサンスが終焉した。17世紀、サンタンジェロ橋の欄干にはベルニーニ作、天使像の彫刻が飾られる。現在では城は公開され。内部は歴史博物館となっている。(Castel Sant'Angelo)
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