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2012年2月27日 (月)

違いがわからない男

 パリ・オルセー美術館にあるクロード・モネ、カミーユ・ピサロ、アルフレッド・シスレー、この3人の画家の作品の類似と相似またその差異については、美術専門家ですら、とまどうことがある。川面に光りがあふれ、木々に木漏れ日が差し、風のそよぎが感じられる詩情ある風景画。ではアルマン・シルヴェストリの言葉を借りよう。

「一見したところ、モネの作品とシスレーの様式とピサロの様式を区別するのは難しい。しかしすこし検討すれれば、モネが一番技術的に優れかつ大胆であり、シスレーが一番バランスがとれていて、かつ臆病であり、ピサロが一番率直かつ素朴であることが分かるようになる」と語っている(1873年にデュラン・リュエルが刊行した印象派コレクション集)。

では3人の代表的な作品を並べてみよう。

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 モネ 「アルジャントゥイユのひなげし」

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 ピサロ 「シャンポンヴァルの風景」

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 シスレー 「モレのロワン河岸」

    モネが一番具象から抽象への度合いが高くみられ、色彩は原色に近い。ピサロは点描の技法がみられ、牧歌的な印象が感じられる。シスレーは「空の画家」といわれるほど画面構成において空の割合が高く、風景全体をワイドでとらえる傾向がある。

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