藁井文暁
「花屋日記」(1811年刊)は芭蕉の死をめぐる事情を門人たちの手記や手紙の形で記したものである。従来は本物として信じられてきたが、大正末ころから研究者によって、これは俳人あるいは僧侶の藁井文暁(1735-1816)が創作したものであるとわかった。偽作とはいえ、芥川龍之介がこれを素材に「枯野抄」を書いたり、島崎藤村が「わたしは枯尾花にある其角の追悼よりも、はるかに花屋日記を愛する」とまで言わしめている。
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「花屋日記」(1811年刊)は芭蕉の死をめぐる事情を門人たちの手記や手紙の形で記したものである。従来は本物として信じられてきたが、大正末ころから研究者によって、これは俳人あるいは僧侶の藁井文暁(1735-1816)が創作したものであるとわかった。偽作とはいえ、芥川龍之介がこれを素材に「枯野抄」を書いたり、島崎藤村が「わたしは枯尾花にある其角の追悼よりも、はるかに花屋日記を愛する」とまで言わしめている。
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