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2012年2月26日 (日)

コスタリカと日本

Oscarariassanchez
 オスカル・アリアス・サンチェス

   コスタリカが地球のどこにあるか即答できる人は地理に詳しいかただろう。中央アメリカ、北をニカラグア、南をパナマに挟まれた国である。国土の面積は約5万1100k㎡で、九州と四国を合わせたより小さい。コスタリカは親米政策の国にもかかわらず、1983年にモヘン大統領は非武装・永世中立国を宣言した。1987年、レーガン大統領から再軍備提案を受けたが、アリアス大統領は拒否し、非武装を貫いた。2004年には、コスタリカ裁判所はイラクへの軍事介入の同盟国に参加するのは憲法違反であるとしている。つまり平和憲法をなしくずしにする日本と大きく異なり、アメリカに対してNO!と言える国である。もちろん現在の日本がコスタリカのように非武装・永世中立国への道を選択することは夢物語として一笑に附されるだろう。中国の古典「書経」にも「偃武」(えんぶ)という語がみえる。戦争をやめて天下が本当の平和になることをいう。だが永世中立国は他国からの軍事的脅威に遭えば自国で解決しなければならず、通常、スイスのように巨大な軍事力を保有することが多い。コスタリカは完全な非武装国で、なくなった軍事費をすべて教育費に回している。むしろ日本では天皇制を基本に新たなる右翼勢力が台頭し、憲法改正論議も浮上している。これは自衛隊が1992年のPKO協力法の成立により、後方支援を目的とした派兵が合法化されたからである。そして国民の支持をバックに大阪市長が「憲法改正を国民投票で」などという提案をしている。敗戦直後の国民の願いは恒久平和であったはずだ。安保など同盟条約や米軍基地問題が懸案の課題である中、国民の良識が問われている。

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