東西文学雑談 中島敦とスティブンソン
中島敦の「光と風と夢」。健康をそこねたスティブンソンは、療養のためサモアにやってくる。執筆のあいまに畑仕事をしたりするほか、農園のことやサモア人の争いごとの間に立ったりしている中で死を迎える。多くのサモア人が彼の埋葬に立ち合い、ツシタラ(物語の語り手)の死を見送る。
「図書302号」1974年10月、目次。
今野一雄「秋に思う」
生島遼一、野間光辰、吉川幸次郎「東西文学雑談(座談会)」
淮陰生「余財ありて清節あり」
飯沢匡「笑わない人々」
中村一明「伊豆大島・火山島の自然2」
寺田透「郎女その人柄は」
桑原万寿太郎「動物のコミュニケーション生体と情報」
例によって目次の紹介。本号の特集「東西文学雑談」は吉川幸次郎を中心として京都学派の話など面白い読物となっている。
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