生き様
「生き様」という言葉は、「生き方」やそのありさまをさし、近年、マスコミなどでよく使われる。国立国会図書館の蔵書検索で調べると、書名に「生きざま」が使用されるのは、1975年以降からで比較的新しい表現である。広辞苑では「自分の過ごして来たぶざまな生き方。転じて、人の生き方」とある。「ざま」にマイナスイメージが付着しているため、「死にざま」はぴったりするが、明らかなプラス評価とともに感動的に用いる「生き様」という用法には違和感を覚える。
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