ハイデルベルク城
ハイデルベルク城はドイツで最も有名な城の1つである。ハイデルベルクという村名が記録に現れるのは1147年の文書からである。プファルツ伯オットーが居城する13世紀前半をハイデルベルク城の成立と推定している。プファルツ伯は以後、18世紀までの500年間の長期にわたって居城地としたので、本来なら、遺構や建築物も残るはずであるが、プファルツ伯は新教に改宗したため、三十年戦役に際して、1621年に旧教派である皇帝軍の侵略をうけてハイデルベルクは大きく荒廃してしまった。戦後、1718年にプファルツ伯カール・フィリップは修復に努めたが、翌々年に居城地をハイデルベルクからマンハイムに移したので、同市は急激に衰退した。
またハイデルベルクは大学の町としても有名であるが、ループレヒト・カール大学は1368年の創立でドイツにおける現存最古の大学である。
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