口語自由律短歌の未来
57577の定型短歌ではなく、口語自由律短歌という現代語の自由な表現方法で「新短歌」とか「前衛短歌」と呼ばれるものが戦後多く生れた。最近も若い歌人が活躍しているらしい。ゼロ年代短歌と呼ぶ人もいる。2000年から2009年の間に発表された作品である。3首あげる。
雨の県道あるいてゆけばなんでしょう
ぶちまけられてこれはのり弁 (斉藤斎藤)
ハロー夜 ハロー静かな霜柱
ハロー カップヌードルの海老たち (穂村弘)
3番線快速電車が通過します
理解できない人は下がって (中澤 系)
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