芸歴50年
芸能人の勲章の1つに「芸歴50年」がある。北島三郎が今年、メジャーデビュー曲「ブンガチャ節」(1962年)から50年になる。半世紀もの間、演歌界の看板であることは大したもの。もちろん50年以上の長いキャリアの芸能人は他にも多数いる。寅さん映画全48作に出演した三崎千恵子が老衰のため死亡した。90歳。1939年松竹演芸部に歌手として所属し、「ムーランルージュ新宿座」で人気スターだったという。芸歴70年を超える。山田五十鈴、森光子はさらに古いだろう。淡島千景、岸恵子、若尾文子という美人女優も芸歴60年を超える。男優は流石に60年を超えるかたは少なくなったが、津川雅彦「狐の呉れた赤ん坊」(1945)、三國連太郎は「善魔」(51)デビュー。落語家など古典芸能には多くいるだろう。宇津井健は「思春の泉」(53)、仲代達矢は黒澤監督の「七人の侍」(53)が映画デビュー作。品川隆二「こんな別嬪みたことない」(54)、宝田明「かくて自由の鐘は鳴る」(54)、中村嘉葎雄「振袖剣法」(55)、小林旭「飢える魂」(56)、高倉健「電光空手打ち」(56)、平幹二朗「貸間さがし」(56)、菅原文太「哀愁の街に霧が降る」(56)、里見浩太朗「天狗街道」(57)、ミッキー・カーチス「ウェスタンカーニバル」(58)、加山雄三「男対男」(60)など。脇役俳優ならもっと他にいるだろう。
NHK「タイトロープの女」で工場長の役で佐川満男がいい味をだしている。「佐川ミツオ」でロカビリー時代、人気歌手だった。映画「命みじかし恋せよ乙女」「背広姿の渡り鳥」も出演しており芸歴50年を超えている。
ハリウッド・スターで芸歴70年以上といえば、ルイーゼ・ライナー(102歳)は「Sehnsucht 202」(1932)というドイツミュージカル・コメディ(ロミー・シュナイダーの母親マグダ・シュナイダー主演)で映画デビュー。今も現役俳優でいえばミッキー・ルーニー。
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