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2012年1月17日 (火)

崋山とナポレオン

    あるとき渡辺崋山(1793-1841)は甥の少年から「今世界で一番えらい人はだれですか?」と問われた。崋山は「払郎察(フランス)国王の那波列翁である」と答えた。崋山は小関三英の書物を読んでおり、ナポレオン(1769-1821)が匹夫の身で全ヨーロッパを征服したということを知っていた。しかし崋山の知識は皮相的で、ナポレオンを生んだフランス革命も合理主義も自由主義も何も知らなかったし、理解できなかった。日本人が本当に理解できるようになるのは、中江兆民が「民約訳解」を刊行する明治15年まで待たねばならない。しかし真の意味で今の日本人が共和制や民主制を理解しているかどうかは疑問である。日本人は崋山の時代とあまり変わらないのではないかと思う。

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