ウィリアム・フォークナーと映画
ウィリアム・フォークナーの小説「サンクチュアリ」が再映画化されるという。フォークナー作品の映画化はヘミングウェーのように成功例があまりない。「サンクチュアリ」も1961年にリー・レミック、イヴ・モンタン主演で製作されているが日本未公開である。小説「Pylon」がダグラス・サーク監督で「空に賭ける命」(1957)として日本公開されたくらいだろうか。だがフォークナーは新聞記者から映画脚本家に転身して、1930年代にはハリウッドで多数の脚本を書いている。ハワード・ホークスとは親友で「三つ数えろ」「脱出」の脚本を担当した。結局、ハリウッドの体質があわず、ミシシッピ川に引きこもり、作家業に専念して、ノーベル賞作家となった。
« スワンダフル | トップページ | 崋山とナポレオン »
「世界文学」カテゴリの記事
- 繃帯を巻いたアポリネール(2023.04.09)
- アレオパジティカ(2023.06.01)
- ワシリ―・アクショーノフ(2023.02.05)
- 青ひげ物語(2023.02.04)
- マーティン・マルプレレット論争(2018.11.02)
« スワンダフル | トップページ | 崋山とナポレオン »
コメント