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2012年1月19日 (木)

カンニング物語

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 科挙のむかしからカンニングはあった

    受験シーズンである。昨年は京大で「ヤフー知恵袋」を利用したカンニング事件が世間を騒がせた。カンニングという和製語が出来たのはおそらく明治時代だと思うが(あの石川啄木もカンニングで退学させられている)、英語 cunning は「ずるい」あるいは「悪がしこい」という意味で、試験で不正行為を働くことは cheat と言う。

Ⅰ was caught cheating in the English exam.(英語の試験でカンニングをしているところを見つかった)

カンニングの方法も古来いろいろあり、衣類に公式や単語を記入しておく方法や、青大将こと石山新次郎のように無線で外部と連絡をとるなど趣向をこらしている。むかしは試験勉強よりもカンペ作りに情熱を燃やす学生もいた。昨年のカンニング事件のように世間やマスコミが大騒ぎすると、今後も悪ふざけでカンニングする者も現れるかもしれない。戦前はカンニングペーパーのことを洒落て「勘平」(カンペイ)と言ったが、いまでも放送業界では台本内容や構成を掲示した板をカンペと呼ぶ。このカンペは基本的にはTV画面に映らないものであるが、あえてカンペを持ったADを映すことで笑いをとることもある。カンニングで大騒ぎしたり、持物検査をするよりも、現実的に通信、情報技術が進歩した時代なので、端末や携帯なんでもOKで、情報獲得のスキルを重視しながら、かつ基本的な知識がなければ解けない設問で競うことに移行してはどうだろう。

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