近代短歌の先駆者、大隈言道
大隈言道(1798-1868)は江戸時代後期の筑前の歌人。「酒は呑め呑め、呑むならば・・・」で有名な「黒田節」の作者・二川相近に書と歌を習い、天保3年から伝統的な歌風を離れ、新しい歌を作り始める。「ただ一人われをよく知る人しあらば 千々のそしりは土塊(つちくれ)ぞかし」には、先覚者の気概が表れている。明治31年になって佐佐木信綱が神田の古書店で偶然に「草径集」を発見し、橘曙覧と並び近代短歌の先覚者と評価されるようになる。
大隈言道(1798-1868)は江戸時代後期の筑前の歌人。「酒は呑め呑め、呑むならば・・・」で有名な「黒田節」の作者・二川相近に書と歌を習い、天保3年から伝統的な歌風を離れ、新しい歌を作り始める。「ただ一人われをよく知る人しあらば 千々のそしりは土塊(つちくれ)ぞかし」には、先覚者の気概が表れている。明治31年になって佐佐木信綱が神田の古書店で偶然に「草径集」を発見し、橘曙覧と並び近代短歌の先覚者と評価されるようになる。
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