マナと白い小石
イスラエル民族が荒野を放浪中、食物の欠乏に苦しんだとき奇跡的に与えられた食物をマナ(mana)という。タマリスクの木からとられる粒状の分泌物であると考えられるが、神の保護と配慮のしるしであると理解される。聖書「啓示の書」や「ヨハネの黙示録」には「征服する者には、隠されているマナの幾らかを与えよう。その小石には、これを受ける者以外にはだれも知らない新しい名が書かれている」つまり白い小石を与えられし者は選ばれた者である。映画「ノウイング」にでてくる不気味な黒い小石もある種のマナのようなもので、神から選ばれた者としての証ではないだろうか。白い小石より黒の小石のほうが神秘性が増すと考えたのかもしれない。50年前に霊感を授かった少女グレースは苦しみながら拒否したため、黒い石が何個も家にあったが命を永らえることはできなかった。
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