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2011年12月24日 (土)

カーネーションは風と共に散りぬ

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    南北戦争の戦火の中でタラの大農園で強く生き抜いた1人の女性の物語。「風と共に去りぬ」を見たのは、何十年も昔のことである。だがどうも毎朝見ているような気がした。それはNHKのテレビ小説「カーネーション」の設定が酷似しているからであろう。岸和田で洋裁店を経営する小原糸子の性格がどんどんキツクなってヴィヴィアン・リーに似てきた。小原という名はオハラ?、つまりスカーレット・オハラは小原糸子で、「スカート(スカーレット?)を作るオハラ糸子」なのだ。浮気の夫の勝(駿河太郎)がレッド・バトラー。だんじりの泰蔵(須賀貴匡)がアシュレ。その妻八重子(田丸麻紀)がメラニー。父善作(小林薫)はジェラルドで、映画では落馬で死ぬが、ドラマでは火傷治療で湯治に行って不慮の死をとげた。シュチュエーションは酷似しているが、テイストが全然違うので気がつかない。大東亜戦争が南北戦争、岸和田がタラの大農園。これから大阪はアトランタのように敗戦で荒廃するのだろう。「カーネーション」が「風と共に去りぬ」の翻案物、パクリでも、ぬるま湯の「お日さま」よりは断然面白い。糸子が「明日は明日の風が吹く。私は負けない」と人参を食べ、あらゆる悲しみを越えて雄雄しく立ち上がっていくことを楽しみに見ていく。

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