加藤恒忠
府立弥生文化博物館(大阪府和泉市)で「子規の叔父、加藤拓川が残した絵葉書」展が開催されている(来年1月29日まで)。NHKの「坂の上の雲」関連の企画。加藤拓川とは本名、加藤恒忠(1859-1923)といい、子規の叔父であるとともに、子規に読書をすすめ、東京へ行くことを勧めた人物である。ドラマでは上村祐翔が演じている。
加藤恒忠は伊予松山藩の儒者大原有恒(1818-1875)の三男。明治9年、司法省学校に入る。同年、中江兆民の塾に入る。フランスに遊学し、外交官として海外に在住し、衆議院議員、勅撰貴族院議員、松山市長となった。陸羯南に子規を紹介したのは恒忠である。(参考 :工藤真由美「正岡子規における出会いの一考察」奈良女子大学教育学科年報11 1993年)
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