年末の音楽番組雑感
年末になると音楽番組もおおくなる。先日の日本有線大賞は「いくたびの櫻」ふくい舞が受賞した。意外だったのか、AKB48ファンの若者のイラガラセなのか彼女のブログ・コメント欄が炎上したという。出来レースといよりむしろデータ重視で当然の結果という意見もある。歌謡界の大御所、山上路夫の力も影響したのかもしれない。歌謡曲ではあってもJ-POP風。その点では西野カナも同じではないか。むしろレコード大賞の行方は面白くなる。昨夜「日本のうた」で香西かおりと石原詢子が登場。民謡と詩吟という御得意も披露してくれた。チャーミングな石原が「武田節」では着物の所作が美しいこともわかった。40歳代の2人はいまが全盛だと思うが、なぜかここ数年、紅白歌合戦には出場していない。ヒット曲がないといわれればそれまでだが、他のベテラン演歌歌手も目立ったヒットがあるわけではない。出場回数を重ねると落選させにくくなるのだろう。石川さゆり34回、小林幸子33回、川中美幸24回、坂本冬美23回、伍代夏子18回、藤あや子17回、天童よしみ16回。40代の香西、石原が出場を阻まれるのは演歌枠もあろうが、新旧交代がうまくいっていない演歌界の問題であるような気がする。新人、中堅、古参のバランスも大事だ。
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