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2011年12月14日 (水)

平清盛と六波羅密寺

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    三井住友銀行さんが来年のカレンダーや手帳を届けてくれた。情報誌「家楽手帖」を読むと「平清盛ゆかりの地を訪ね歩く」と来年の大河ドラマの舞台を5ページにわたり紹介している。平清盛はこれまでに何度も大河ドラマに登場した。吉川英治の「新平家物語」もあった。(清盛は仲代達矢、祇園女御は新珠三千代の「人間の条件」コンビ)

    通常、「平家物語」とあっても判官びいきでこれまで源氏側の視点が多く、平清盛は成り上がり者の暴君というイメージが定着している。実際の清盛の人物像は温厚で情け深い人だったともいわれている。清盛の母は白河法皇の寵愛を受けた祇園女御だったという落胤説がある。ドラマでは松田聖子が演じるそうだが、近年では「仏舎利相承系図」を根拠に祇園女御の妹が母で、母の死後に祇園女御が養育したという説もあるらしい。ドラマでどのように描かれているのか興味深い。京都河原町に六波羅密寺がある。悪疫退散のため念仏を唱えて市中を回った空也上人が天暦5年(951)に創建したといわれる。上人没後、高弟の中信上人により規模は増大し、平家一門の邸宅が栄え、その数、5800余に及んだという。寿永2年(1183)平家没落の時に兵火を受け、本堂のみ焼失を免れた。重要文化財の空也上人立像や平清盛坐像などが残されている。

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