源平交代思想
NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」が終わって、来年は「平清盛」。これは源平交代思想である。つまり平清盛(平氏)→源頼朝(源氏)→執権北条氏得宗家(平氏)→足利尊氏(源氏)→織田信長(平氏)→明智光秀(源氏)→豊臣秀吉(平氏)→徳川家康(源氏)
織田信長の時代には源平交代思想が信じられていたらしい。信長は、突然それまでの藤原姓を捨て、平姓に転じた。つまり、織田氏の祖を平重盛の二男資盛の遺児親実(ちかざね)としている。この織田氏平資盛落胤説は「織田系図」や「織田家譜」などにみられる。信長を殺した明智光秀の明智氏は土岐氏の一族で、源氏の流れをくむ。これを討伐した豊臣秀吉は一時、平氏をとなえた。そして豊臣家は清和源氏を遠祖と称する徳川家(清和源氏の新田氏の支流得川氏)に滅ぼされた。
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