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揖保郡御津町室津(現在・たつの市)の藻振鼻から南西約2.5kmの間に、地・中・沖の3島が並ぶ唐荷島がある。播磨国風土記によると、韓人の船が難破して、その荷物がこの島に漂着したので韓荷島といったという。
万葉集全4500首には北は小田(宮城県遠田郡湧谷町)あたりから南は薩摩の迫門(黒ノ瀬戸)までので多くの地名が出てくる。唐荷島は「辛荷島」「からにの島」ともいわれ、山部赤人の短歌で知られる。
玉藻刈る 辛荷の島に島廻(み)する 鵜にしもあれや 家思はざらむ
(玉藻を刈る辛荷の島で島めぐりをする鵜でもあろうか。そうではないのにどうして家のことを思わずにいられようか)
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