高僧伝
最澄 (766-822) 天台宗の開祖。比叡山で研学し、804年、入唐、翌年帰朝して、延暦寺に天台宗を開く。さらに、大乗戒壇の設立を図って、南都教団と対立。死の直後、会談設立が許された。
「伝教大師」半井桃水 延暦寺 大正10年
最澄と天台教団 教育社歴史新書 木内堯央 教育社 1978
最澄 高僧伝3 平川彰 集英社 1985
最澄を辿る 永井路子 講談社 1987
最澄 京都・宗祖の旅 百瀬明治 淡交社 1990
空海 (773-835)真言宗の開祖。804年入唐、密教を学び、2年後帰国。816年高野山に金剛峰寺を開き、823年京都の東寺を与えられ、両寺を中心に真言宗を弘めた。
「弘法大師」渡辺勝 大鐙閣 大正11年
空海 日本を創った人びと3 田村円澄 平凡社 1978
空海 朝日評伝選 上山春平 朝日新聞社 1981
空海 思想読本 宮坂宥勝編 法蔵館 1982
空海 シネマファイル 講談社 1984
空海 物語と史蹟をたずねて 八尋舜右 成美堂出版 1984
空海 高僧伝4 松長有慶 集英社 1985
空海 人と書 春名好重 淡交社 1988
空海 京都・宗祖の旅 沢田ふじ子 淡交社 1990
空海さま 少年少女伝記読みもの 山本和夫 西山三郎絵 さ・え・ら書房 1983
空海上人伝 山本智教 朱鷺書房 1983
空海大字林 2冊 飯島太千雄編 講談社 1983
空海!ちょっと悟って感動の人生学 大栗道栄 中経出版 1984
空海辞典 金岡秀友編 東京堂出版 1979
空海伝説の形成と高野山 白井優子 同成社 1986
空海と真言密教 読売新聞社 1982
空海と心霊密教 安達駿 大陸書房 1984
法然 (1133-1212)浄土宗の開祖。初め比叡山に学んだが、天台宗にあきたらず、1175年専修念仏の信仰に到達して浄土宗を開いた。旧仏教から敵視され、その訴えにより、1207年土佐国へ配流の処罰をうけたが、のち許されて帰京。
「法然上人と其弟子」 勝井辰純 真声社 大正13年
栄西 (1141-1215)臨済宗の開祖。2度宋に留学し、1191年禅宗と茶種を伝えた。鎌倉幕府の援助によって鎌倉に寿福寺、京都に建仁寺を建てた。
「栄西禅師」木宮泰彦 禅門叢書第5輯 丙午出版社 大正5年
親鸞 (1173-1262)浄土真宗の開祖。法然の教えを受け、法然の罪に連坐して越後国に流された。法然の専修念仏の思想を徹底させて絶対他力の教と、悪人正機説を唱えた。旧仏教で破壊とされた肉食妻帯も、往生のさまたげにはならないとし、みずからも妻帯して悲僧非俗の生活を送った。
「親鸞聖人」高楠順次郎 山喜房仏書林 昭和8年
道元 (1200-1253) 曹洞宗の開祖。栄西に禅を学び、入宋して曹洞宗を伝えた。宇治に興聖寺を、越前に永平寺を開く。権勢に近づくことを排しねひたすら坐禅によって釈迦正伝の仏法を興隆しようとした。
「道元禅師伝」 塩沢観山 弘法窟 明治30年
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