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2011年10月15日 (土)

獄中記

    オスカー・ワイルドは今から155年前、アイルランドのダブリンで医者の父と詩人の母の間に生れた。芸術のための芸術を信条とする耽美主義で知られ、「ドリアン・グレイの肖像」「サロメ」で名声を得た。しかし美青年アルフレッド・ダグラス(1870-1953)との同性愛が法廷に訴えられて禁固刑(1895-1896)に服す。「獄中記」はその牢獄生活に書かれた懺悔録である。題は、「ディー・プロファンディス(De Profundis)」深き淵よりの意(旧約聖書「詩篇」130)。ここにはワイルドの宗教観、人生観、芸術観が吐露されている。

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