無料ブログはココログ

« 龍馬脱藩の道 | トップページ | 鶴御崎 »

2011年10月10日 (月)

広辞苑「苅田久徳」問題

Img_594058_6401871_0

    岩波書店の「広辞苑」は、国語辞典と百科事典を兼ね備えた辞書として1955年刊行以版を重ね、最新版は第6版(2008年刊行)である。広辞苑のユニークな特徴の1つに人物項目が豊富なことがあげられる。採録基準は明らかにはしていないが次のような特徴が考えられる。①物故者である②広く誰もが認知している③業績がある。たとえば俳優の植木等が採録されたが、「無責任男」「お呼びでない?」などのギャグで一時代を風靡したタレントであることはいうまでもない。だが青島幸男は採録されていない。直木賞作家であり、国会議員でるあるのに疑問は残るであろう。広辞苑では政治家の場合は議員、大臣クラスでは採録されない。宇野宗佑が採録されているように総理大臣クラスが1つの目安になっているように思える。

    歴史上の人物の認知度、業績を評価することは困難な問題が想像される。「植木等」「ハナ肇」は採録したが、将来、第7版で「谷啓」を採録するかどうか、悩ましい問題である。タレントの認知度、業績はとても判定しずらいものがあるが、データのはっきりしている野球選手の場合はどうであろうか。これまで広辞苑に採録された野球選手は、水原茂、三原脩、スタルヒン、沢村栄治、藤村富美男、鶴岡一人、大下弘などである。採録されていない有名選手としては、藤本定義、苅田久徳、小鶴誠などである。名二塁手といわれた苅田や51本塁打、161打点を放った小鶴が業績において大下弘に劣るとは思えない。両者の差は認知度である。いわゆる知名度というファジーな部分で採録の当否が下されるのは権威ある辞書としては一考の余地があろう。

« 龍馬脱藩の道 | トップページ | 鶴御崎 »

「ことば」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 龍馬脱藩の道 | トップページ | 鶴御崎 »

最近のトラックバック

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31