どんな本にも運命がある
ことし「苦役列車」で芥川賞を受賞した西村賢太が敬愛し、惚れ込んだ藤澤清造(1889-1932)という小説家のことは何も知らない。最近では「根津権現裏」「藤澤清造貧困小説集」が既に出版されている。だが西村が自力で彼の全集を出版するという話にはオドロキである。同時代の金子みすず(1903-1930)のように何十年経って脚光を浴びる人がいるが運命のようなものを感じる。ゴッホ、安藤昌益も没後に評価された。
孟子古義 7巻 伊藤仁斎 江戸
孟子講話 市村讃次郎 章華社 1936
目睹書譚 内藤虎次郎 弘文堂 1948
目録学 倉石武四郎 汲古書院 1979
蒙和辞典 増補改訂 精松源一 大阪・甲文堂 1937
もうひとつの三光作戦 姫田光義・陳平著 丸田孝志訳 青木書店 1989
もうひとつの中国論 福岡徹 日新報道出版部 1972
もうひとつの天安門 三浦香代子ほか著 創和出版 1990
もうひとつの文明 モンゴルからの報告 金山宣夫 三修社 1982
もうひとつの満州 沢地久枝 文芸春秋 1982
もうひとつの満州 文庫 沢地久枝 文芸春秋 1986
もう一人の空海 寺林峻 春秋社 1990
孟法師碑 1. 2 拡大法書選集 二玄社 1978
孟法師碑 猪遂良 原色法帖選13 二玄社 1985
孟法師碑・雁塔聖教序 シリーズ書道基本名品集3 比田井南谷編 雄山閣出版 1985
モンゴル社会経済史の研究 岩村忍 京都大学人文科学研究所 1968
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